会計ってそんなに簡単なのか。

今日、本屋に寄ったらこんな本が並んでた。


食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)


これを書いた山田 真哉という人は、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 」を書いて一発当てた人。


最近は何かこういった「お手軽会計本」みたいなものが多い。
会計だけでなく、ここ数年は自己啓発系の新書なんかがバカみたいに出てる。
何なんでしょうか、この風潮。
努力せずに何かを身に付けたいって人が多いんでしょうか。


で、この「食い逃げ〜」をパラパラと立ち読みしてみた。
目次をサラッと。
中身は気になった部分を斜め読み。


ハッキリ言って、こんなもの何の役にも立たない。
会計を知ってる人には、当たり前の話ばかりだし、
知らない人にとっては、絶対に身に付かない内容だ。
読んだとしても「ああ、そうなんだ」で終わる内容だ。
為になるとは思えない。
「何か分かった気がする」程度だ。


書棚を見ると、この本が週間ランキングの2位だか3位に並んでた。


で、なんでこんなものが売れるんだろう。
やっぱみんな楽して何かを身に付けたいのかなぁ。

でもちょっと思ったんだけど、
もしかしたらこんな本を買う人は、実は会計知識を身に付けたくて買うんじゃないのかも、と。
「自分はどれぐらい会計的センスがないのか」を知りたくて買うのかも知れない。
読んでみて、「ああ、自分はもっと会計を勉強しなくちゃな」と思った人は、改めて勉強するかもしれないし、「おし!俺イケてる!」と思った人は満足する。
そうやって自分の能力を確認するためにこの新書を手にするのかも知れない。


って書いてみたけど、その可能性は低そうだなw


会計ってのは、サッカーの「トラップ」と一緒。
遠くから飛んでくるボールに対して、どうやったらその勢いを殺せるか。
あるいは、弾んでるボールをどうやったら自分のコントロール下に置けるか。
つまり、そのボールを見て一瞬にして判断できるかどうか。
頭で考えずに、ピンとくるかどうか。
そういうもんだと思う。


数字を細かく見て「えーと、これがこうやから……。」とかではなく、
サラッと見て「ん?」とか「おk!」とか感じれるかどうか。


そんな感度を身に付けるにはやっぱりそれなりの訓練をしなくちゃいけないし、たくさんの決算書を読まなくてはいけない。
こんな本を1冊、2冊読んだだけじゃねぇ〜(´・ω・`)



まぁでも買う人は「分かっちゃいるけど買ってしまう」って感じなんでしょうかね。