『Big Hearts ジョーのいない時代に生まれて』

どれだけの人がこの漫画のことを知ってるのか分からないけれども個人的にすごく好きな漫画なんです。今調べたらこの単行本はもう7年も前に発売されたものだった。
週刊モーニングの巻頭カラーで始まった新連載。その第一話を読んでこれまでにないボクシング漫画な感じでこれは良さそう、と思ったのを覚えてる。ボクシングって漫画の題材として基本的に面白くなくなりようがないものだとは思うんです。話として全部の要素があるから。ノックアウトで勝つシーンなんてカタルシスありまくり。
でもよくありがちなのは、主人公がボクシングを始める→コイツ才能あるぜ→ライバルの登場→挫折→克服→栄光という努力・友情・勝利な週刊少年ジャンプ的ストーリー。でもこの物語はまったくそういうものではないというところが気を引いた。描き方も淡々としているんだけれど細かいところが上手く表現されていて面白い。
連載中はずっと読んでいて、単行本も1、2巻同時発売で出版社もやる気満々だなぁなんて思ってたんだけど、いつの間にか休載になってて「あれどうなったんだろう」という感じだった。3巻以降も出たのかどうかがずっとわからないままだったんだけど、こないだ近所の古本屋で3巻を見つけておおおおお!ってな感じで買ってきた。でもその3巻で終わってたのが残念。終わり方もちょっと消化不良な感じだったし。これからが面白くなるとこなのにーみたいな。無理やりな打ち切りだったんだろうか。その辺がちょっと惜しいです。でも全体としてはいい漫画だと思います。

『漫画じゃねえんだからよ、必殺パンチなんて見たかねえんだ』

というセリフが印象的。絵も好き。


Big hearts 1 (モーニングKC)

Big hearts 1 (モーニングKC)

Big hearts 2 (モーニングKC)

Big hearts 2 (モーニングKC)

Big hearts 3―ジョーのいない時代に生まれて (モーニングKC)

Big hearts 3―ジョーのいない時代に生まれて (モーニングKC)